イシリーン

プロフィール
種族 人間種族 (女)
人種 黒魔術士
出身地 キエサルヒマ大陸
誕生年 赤光帝49年頃
年齢 22歳頃 - 新シリーズ
声優 内田彩

イシリーンは、キエサルヒマ大陸黒魔術士。《牙の塔イザベラ教室の生徒。

概要編集

マヨール・マクレディのクラスメイトで相棒。孤児だったが魔術の才能を見込まれて《塔》に入門する。15歳頃に基礎クラスを卒業し、イザベラ・スイートハートに弟子入り。師からは実の娘同然に可愛がられる。

経歴編集

約束の地で」での頃は同じクラスのアンデスと仲が良かったようだが、3年の間にマヨールと婚約する仲となっている。

マヨールが原大陸から《塔》に連れ帰ったケシオン(=スウェーデンボリー)から魔王術を学び、キエサルヒマで偽典構成に成功した数少ない術者の一人となる。ただし、原大陸に渡った当初は本格的な使用はまだ未経験で、契約触媒も判明していなかった。

ヴァンパイア化を目指す密航者を追って、イザベラ、マヨールと共に原大陸を訪れる。密航者の中に紛れたベイジットを追うため、マヨールと二人で師匠の元から脱走、荒野へと旅立った。

途中、戦術騎士団壊滅に巻き込まれつつも旅を続け、開拓村レインフォールに潜伏する。潜入捜査を進めていく内に村長のボンダイン革命闘士である事、キエサルヒマの革命支援組織リベレーターと共謀して原大陸を支配しようとする企みを知る。しかし、正体を怪しまれてクリーチャーの検体として村人とともに連行されるが、囚われたエド・サンクタムとイザベラ教師との合流によりボンダインの企みを潰し、主犯のボンダインと腹心のケイロンを打ち倒した。交戦中に銃弾で撃たれるが、偶然発動したヘウロニーで一命を取り留めた。

情勢の悪化からスウェーデンボリー魔術学校に帰還。雑用を手伝いつつ襲撃してくるリベレーターを撃退する。手薄となったローグタウンを心配するオーフェンの要請によりマヨール、ラチェット等とともにローグタウンへ向かう。しかし、待ち受けていたジェイコブズ・マクトーンの罠に嵌まり、彼等が発動させたアイルマンカー結界に閉じ込められる。

結界に閉じ込められてからはジェイコブズの暇潰しに付き合わされつつも、偽典構成の訓練を独学で行う。教材も教えてくれる教師もいない状況で四苦八苦していたが、ラチェットの助けを得て初使用に成功する。何度目かの失敗を経て第二世界図塔の中枢への侵入に成功した。

戦乱が終わった後も三か月に渡って原大陸に滞在し、混乱の収拾に奔走する。マヨールとの結婚式はキエサルヒマで上げる予定だが、ベイジットの心情も考え原大陸でも上げる事も考えていた。

技能編集

《牙の塔》における魔王術者候補生に選ばれた事からも判る通り、マヨールと同じく《塔》指折りのエリートである事が窺える。

ただ座学ではイザベラ教室入門当時はそれほど成績は良くなく、出会った当初のマヨールからは見下されていた。魔術の出力・強度に関しては不明。しかし、必死の努力を積み重ねた結果、いくつかの課題ではマヨール以上の成績を上げるまでに至った。

戦いの心得もあり、技量はイザベラ教師とほぼ互角の腕前。最終的に負けたとはいえ戦術騎士団魔術戦士数人を相手に善戦した。

偽典構成も初歩の初歩ではあるが組むことができる。後にラチェットの助けを得て魔王術を実戦で成功させた。

黒魔術編集

魔王術編集

契約触媒は「年齢が変化する」。年を取るのか若くなるのか、また何歳変化するのかは一切ランダム。

人物編集

性格は明朗闊達でレティシャとは真逆。頭の回転が早く、誰に対しても愛想よく振舞える。性根も口も悪いが、ド根性の突撃頭で、過ぎた事は「それはそれでしょうがない」とあっさり受け入れる。

相手に敵意があれば反撃する程度には好戦的なのだが、妹のことで暴走しがちなマヨールの抑え役にもなる。

武器のセンスは悪趣味。菜食主義者で、肉や魚はダメらしい。酒癖が悪く、アルコールが入ると手癖が悪くなる。

マヨールと行動する時は、まずマヨールの考えと方針を確認し、イシリーンがそれを聞いて吟味するのが基本スタンスとなっている。疑問があればその都度訊ねるのが癖となっている。

将来義母となるレティシャとは既に嫁姑の対決を始めており、同居する際はレティシャが寝静まってからじゃないと寝ないと公言する等、敵愾心を露わにしていた。

備考編集

マヨールとともにローグタウンに立ち寄った際、クリーオウから餞別にオーフェンが試作した天人種族の遺産を託され、その中から多目的孫の手であるヘウロニーを武器として選んだ。

関連人物編集

声優編集

登場作品編集

最終更新: 2015年12月30日 (水) 23:38