== 概要 ==
巨大資本が集中する商業の中心地として栄え、その規模は西部では最大、四大都市の中では「商都」の二つ名で知られる通り、巨大資本が集中する商業の中心地として栄え、その規模は西部では最大、四大都市の中では[[王都]][[メベレンスト]]に次ぐ大都市である。「自由都市」とも呼ばれるように、王都からの独立・自治性が高いことでも知られる。
秩序立てて普請された端然とした街並みが特徴。市全体を貫く縦・横それぞれ24本、合計48本の通り（ストリート）によって碁盤の目のように区画整理され、住宅街、繁華街、学生街、ビジネス街などのように、区画ごとの特色が明確に色分けされている。各通りにはそれぞれトトカンタの初代市議会を支えた48人の議員の名前が割り当てられている。
== 政治 ==
市政は議会制度が執られている。治安は概ね安定しているが、裏路地街と呼ばれる界隈はその限りではない。
== 実態 ==
巨大資本が集中する商業都市であるためにギャングや盗賊といった反社会的な勢力がその利権を目当てに数多く潜伏している。街の産業の大部分が彼らの支配下に置かれており、表向きは平穏でも一度裏に入ればギャング同士の凄惨な抗争が繰り広げられている。王都からの自治性が高いために外からの犯罪者が流入しやすく、余所から来る犯罪組織からも狙われてもいる。[[トトカンタ市警察|トトカンタ市警察署]]内部に[[派遣警察]]のオフィスが設けられ、[[エバーラスティン家]]の分家筋が裏社会の監視任務に就いているのもそういった事情による。
トトカンタ防衛戦では裏路地街を中心に街の大部分が戦火に焼かれ、数多くの孤児を生み出すことになった。終戦直後は物資が欠乏し、経済や治安に大きな影響を受けたが、[[魔術士オーフェンはぐれ旅 (新シリーズ)|新シリーズ]]の頃には戦前の平穏を取り戻し、普通に生活できるようになるまで復興している。しかし、ひとつ裏に回れば戦争の爪痕は今も色濃く残っており、ギャング同士の抗争など裏社会の暗躍も繰り広げられている。
== その他 ==