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原大陸開拓史年表

4,006 バイト追加2016年2月1日 (月) 08:11
;ローグタウンの結界
結界の出現はリベレーターの残党[[ジェイコブズ・マクトーン]]によるものだった。キエサルヒマで研究されていた[[クリーチャー]]技術の開発指揮を執っていた彼は、[[天人種族]]の複製体を生み出す事に成功する。[[沈黙魔術]]の[[始祖魔術士]]を再設定し、[[聖域]]から[[召喚機]]を持ち出したジェイコブズは魔王召喚を試みる。しかし、それを阻むマヨールによって試みは失敗し、ジェイコブズは死去。結界も取り払われた。それに呼応するかのように、今まで行方をくらましていたカーロッタ・マウセンがローグタウン近辺に姿を現す。結界によって座標を特定した[[女神]]は、原大陸への帰還を開始。大陸全土を巻き込んだ壊滅災害は、今ここに最終局面を迎えた。
 
;天世界の門
公の場に姿を現したカーロッタ・マウセンは原大陸政府に対し宣戦布告をすると同時に、女神は今後姿を現す必要はなくなったと宣言した。根拠は、ローグタウンに幽閉されたスウェーデンボリーを[[ドラゴン化]]した配下のシマスに取り込ませ、誰にも滅ぼしえない真の巨人へと進化させたからである。無論その行為は[[人化]]を引き起こし、世界をひとつの完全物質へと還してしまうことだが、あくまでそれは遠い未来の果ての出来事でしかなく、女神が襲来する理由は巨人化を食い止めるための手段とされた[[魔王術]]と、魔王術を武器とする戦術騎士団にあった。[[常世界法則]]を捻じ曲げる魔王術は危険強度に至ったヴァンパイアを消去できるだけでなく、[[神々の現出]]さえも克服しうるものだった。しかしそれは変化の可能性を否定し、滅びを加速させる代物であったため、逆に神々を引き付けてしまう形となっていたのだった。
 
魔王術の根源であったスウェーデンボリーがドラゴンに取り込まれ、神々が襲来する必然性がなくなった以上、オーフェン・フィンランディが戦術騎士団を率いて権力の頂点に立つ理由がなくなり、現体制に不満を抱く団員と権力者たちによってその座を追われることになった。
 
;原大陸大戦
オーフェンの追放によって原大陸の独裁体制が完全に崩壊したが、今度はオーフェン失脚後の原大陸を誰が握るかで論争が巻き起こった。しかし、[[大統領邸]]を始め、[[ラポワント市議会]]も原大陸の覇権を握る大義名分もなく、[[カーロッタ派]]もローグタウンから一歩も動こうとしなかった。そんな中、突如現出した[[合成人間]][[マルカジット]]が暗躍を始める。合成人間が求めるのはオーフェンに代わる新たな《魔王》であり、その鍵となるのが召喚機によって生み出された[[魔剣]][[オーロラサークル]]だった。いつしか「シマスを倒し、オーロラサークルを手にしたものが次の原大陸の覇者」という認識が瞬く間に広まり、大統領邸、市議会、カーロッタ派による原大陸全土を巻き込んだ大戦に発展した。戦術騎士団も戦後の処遇を巡って市議会に与し、原大陸の覇権を巡る戦争が本格化した。
 
しかし、最終的にこの戦いは勝者がいない形で終息することとなった。大戦の火付け役となった合成人間は《塔》の特使マヨールの一行によって撃破され、オーロラサークルもドラゴンに取り込ませることで封印されてしまったからである。加えて、追放された魔王オーフェンに所々で妨害され本格的な衝突に至らず、どの勢力もいたずらに消耗するだけに終わった。
 
;大戦終結後
オーフェンとカーロッタという権力の二大支柱を失った原大陸は、新しい体制に移って落ち着くまで半年以上の時間を必要とした。まず、ラポワント市は戦術騎士団の編入に伴い[[サルア・ソリュード]]を市王に据えた王制に移行。一時は解体寸前だったラポワント市議会は拡大した市政に対抗する形で復権、[[王権規律隊]]を設立させるなど王権の暴走を阻止する制度を制定した。一方、大統領邸も今後を鑑み、ニューサイト復興を含めた再開発計画を練り始める。諸勢力を調整するように活動するのが、荒野に追われたオーフェン一家が設立した[[フィンランディ商会]]である。各地で起きる揉め事の調停を請け負い、体制を固めつつあった。
==年表==
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