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地人戦争

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地人戦争(ちじんせんそう)は、約1000年前、キエサルヒマ大陸の覇権を巡って地人種族ドラゴン種族の間で行われた戦争である。

概要[編集]

かつて巨人の大陸で巨大文明を築き上げたドラゴン種族は、自らが引き起こした神々の現出という災厄から逃れるため、辺境の島キエサルヒマ大陸へと渡った。しかし、当時キエサルヒマ大陸には既に人間種族と呼ばれる知性を持った民族(後の地人種族)が先住していた。

ドラゴン種族は魔術によってキエサルヒマ大陸をより住みよい環境へと造り変え、その結果として地人種族の文明と歴史は徹底的に破壊されてしまった。こうしたドラゴン種族の侵略行為に対し、地人種族はドラゴン種族の入植(征服)を受け入れる派と、排斥を訴える派に二分した。排斥派の最右翼に立った地人種族の女王「銀月姫」は、反ドラゴン派の人民を軍隊としてまとめ上げ、大陸の覇権奪還を叫んで無謀にもドラゴン種族に戦いを挑んだ。

地人種族は非常に頑丈な体を持つことで知られてはいるものの、魔術という強大な力を手にしたドラゴン種族との戦力差は歴然で、敵うべくもないことは明白だった。しかし、ドラゴン種族は先住民である地人種族の居住権を尊重しており、また一方的に彼らの住処を奪ったことへの負い目を感じていたためか、抵抗勢力を滅ぼして事態を解決するという選択は無かった。両者は膠着状態のまま延々と泥沼の戦闘を続けるしかなく、結局、戦争は銀月姫が没するまでの何十年にも渡った。

戦後、多くの同胞を失った地人種族は、今後二度と異種族間の争いに関わるべきではないと申し合わせ、不戦・不干渉の誓いを定めた。この戦争の記憶は教訓へと変えられ、「銀月姫伝説」として子孫累々に語り継がれている。

考証[編集]

銀月姫があえて勝ち目の無い戦を選んだ理由は、ドラゴン種族によって引き起こされた世界の破滅が、いずれキエサルヒマ大陸にも及ぶであろうことを予見していたことが一因となっている。

出典[編集]

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