魔力

魔術を魔術として発現させる過程において、編み上げた構成に存在感を与える力。魔力の総量には先天的な個人差があり、それは魔術の実効力の限界を左右する。術者の心身の健康状態も魔力に影響を及ぼし、負傷後の大掛かりな手術などが原因で魔力が著しく低下する例もある。ただし、魔術士は常に自身の力を制御しているため、魔力の絶対量と実際の魔術の威力が必ずしも相関するわけではない。魔力の制御に失敗した場合、魔術は「暴発」する。その際の魔力の放出量が多ければ多いほど術者自身に跳ね返ってくる負担も増大し、最悪自らを死に至らしめる可能性もある。

魔術士でない一般の人間種族にも等しく魔力は存在するが、それを感知し、制御するためには天人の血を引いていなければならない。