差分

マジク・リン

508 バイト追加2023年4月7日 (金) 05:53
旅が東部に入ると、[[聖域]]から放たれる刺客「[[ドッペル・イクス]]」との戦いに否応なく巻き込まれ、その時点での自身の最大威力を投じてもなお歯が立たない脅威に次々と直面する。地道な訓練の成果で魔術の制御力は飛躍的に向上したものの、いざという場面では常に無力を晒す自らの不甲斐なさに煩悶し、すっかり自信を喪失してしまう。
物語の終盤、魔術士としての人間関係や知識の乏しさに起因する視野の狭さと、オーフェンへの憧れの強さから、自分の目標とする理想の魔術士像(=オーフェン)とオーフェンが説く魔術士のあり方との乖離に苦悩と葛藤を深める。物語の終盤、魔術士としての人間関係や知識の乏しさに起因する視野の狭さと(共に学ぶ仲間がおらず、知っている魔術士が母[[アイリス・リン]]と師の[[オーフェン]]のみであった為この2人を基準に考えてしまっていた)オーフェンへの憧れの強さから、自分の目標とする理想の魔術士像(=オーフェン)とオーフェンが説く魔術士のあり方との乖離に苦悩と葛藤を深める。[[最接近領]]での[[領主]][[アルマゲスト・ベティスリーサ]]の甘言をきっかけに、約半年間師事したオーフェンの元から「卒業」することを決意し、ただオーフェンの後を追うのではなく、自らの意思で[[聖域]]へ向かうことを決めた。
聖域への道すがら、王都からやって来た《[[十三使徒]]》の魔術士[[イザベラ]]と知り合う。待ち受ける戦いに備えて自分に足りない覚悟を補うため、付け焼刃と自覚しつつも彼女に戦いの教えを請う。聖域ではイザベラ直伝の「[[切り札]]」によって、暴走したクリーオウを止めるという起死回生の働きを果たした。
立場の故に任務は裏の意図があるものや非公式のものが大半であり、密命で授業中に抜け出した時などは学校の弁明会議に呼び出されることもある。一般騎士団員の手に余るほどの強力な[[ヴァンパイア]]の潜伏が発覚し、かつ「オーフェンが直に対処できない」あるいは「そのヴァンパイアが社会的に高い地位にある」場合などはマジクが秘密裏に処分を行う。そのため魔王術による「消去」の執行回数はオーフェンに次ぐものとなっている。オーフェンら複数人との任務の場合には、自身の魔王術の代償が黒魔術であることもあってか魔王術を仕組む術士のサポートに回ることが多い。
ラッツベイン視点では普段のマジクは腑抜けた昼行灯のような生活を送り、色恋沙汰とも無縁の独り身でオーフェン家に居候と思えるほど入り浸っているという(マジク自身、恋愛沙汰に興味を持っていないのも大きい)。ラッツベインやオーフェンが妙な気の回し方をして次々とお見合い相手を用意してくるが、その全員がとんでもない極悪人か超ド級の変態なため、うまくいったためしは一度もない。雰囲気についてはショボい、枯れている、哀れ、など散々な評価を下されているが、ルックスそのものに関しては年の割に悪くないとのこと。弟子の[[ラッツベイン]]視点のマジクはやる気のない昼行灯で、フィンランディ家の居候のような存在と認識されている。独身なため時折オーフェンがお見合い相手を紹介するが、実は秘密裏の任務で駆除対象の[[ヴァンパイア]]だったり超ド級の変態だったりと散々である。雰囲気がショボい、枯れている、などとラッツベインには散々な言われ様だがルックスそのものに関しては年の割に悪くなく、師匠としても悪くないとも漏らしている。 本人視点での番外編によると、任務遂行のためには間抜けだと思われた方が仕事がし易い為わざと昼行灯を演じており、基本的にはプロフェッショナルであり冷静沈着な切れ者である。面倒見もよく、コミュニケーション能力も高く、枯れているわけでもなく青臭い純粋さも残っていたりと有能で人間臭く、信頼のおける人間となっている。
===新シリーズ===
7
回編集