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ドラゴン種族

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ドラゴン種族(ドラゴンしゅぞく)とは、キエサルヒマ大陸において人間種族魔術士以外で魔術を行使できる存在の総称である。

概要[編集]

かつて巨人の大陸(ヨーツンヘイム)で隆盛を極め、常世界法則の解明によって魔術の力を獲得し、後にキエサルヒマ大陸の支配者となった獣王たち、

以上、6種族を指す。種族によってそれぞれ全く異なる外見や生態を持つが、全ての種族に共通する特徴として碧色(緑色)に輝く瞳があり、これは彼らが得た魔術の力と引き換えに被った呪いの烙印である。

一般に知られている神話によると、はるか古代、ドラゴン種族の祖は神々から万能たる魔法の秘儀を盗み出し、それを自分たちにも扱える魔術として体得した。しかし、その行為が神々の怒りに触れてしまい、破滅の危機に曝されたドラゴン種族は逃げるようにキエサルヒマ大陸にやってきたのだという。

ドラゴン種族はそれぞれが異なる役割を担っており、スレイプニルは「無(原初)の支配」、ノルニルは「創造と管理」、フェンリルは「敵の排除」を司っているという。

生態[編集]

キエサルヒマ大陸におけるドラゴン種族の棲息地域は種族によってまちまちだが、古代の女神との大戦争の影響により種の個体数が激減している上に、生き残ったいずれの種族も現在は大陸の秘境と呼ばれる地に隠棲しているため、人間たちが彼らの姿を目にすることは滅多に無い。万が一、人間が出会ってしまった場合に極めて危険とされるドラゴンが2種あり、最悪なのがミスト・ドラゴン、最悪を通り越してどうしようもないのがディープ・ドラゴンと言われる。

ミスト・ドラゴン種族は絶滅危惧種に指定され、ウィールド・ドラゴン種族に至っては200年前に既に絶滅してしまっている。ディープ・ドラゴン種族もまた、大陸に侵入してきた女神との戦いで全滅し、レッド・ドラゴン種族聖域の戦いで多くが戦死した。

『第四部』時点では生き残ったドラゴン種族も寿命などで命を失ってしまったと見られ、公式上では完全に「絶滅」してしまったとされている。

歴史[編集]

巨人の大陸を棲み家としていた6種の霊長種族は、各々が高度に発達した独自の文明を築き上げ、交流し、また争いながら、緩やかに繁栄していた。

1000年以上前、各種族を代表して集まった6名の賢者たち(後の始祖魔術士)は、さらなる高みの叡智を求めて賢者会議を結成した。彼らは集積された知識と知恵の集大成として、世界そのものを司るシステムである常世界法則にアクセスする技法、すなわち魔術を発明した。魔術を獲得したことで彼らは「ドラゴン種族」となり、真に世界の頂点に君臨する生物となった。なお、緑色に輝く瞳が発現したのはこの時である。

ところがそれも束の間、「システムに御される側の存在がシステムを御する力を持つ」という矛盾がシステムを崩壊へと導き、常世界法則そのものが肉体を持った「」として世界に現出するという現象を引き起こした。顕現した神々の一柱である運命の三女神は、彼らドラゴン種族を「ユグドラシル・ユニット」と呼び、世界に歪みを生み出した魔術の根源である全てのユニットを排除することで、失った世界のバランスを取り戻そうと考えたとされている。女神に滅びを宣告されたドラゴン種族の文明は、栄華の極みから一転、瞬く間に終局を迎えることとなった。

ドラゴン種族の始祖魔術士たちは、生き残った同胞を率いて巨人の大陸を脱出し、辺境の小島(後のキエサルヒマ大陸)へと落ち延びた。始祖魔術士たちはその総力を投じて構築した魔術の障壁「アイルマンカー結界」によってキエサルヒマ大陸全土を覆い、大陸と外界の関わりを完全に遮断することで、辛くも女神の追撃を免れることに成功したが、魔獣を遣って執拗に大陸への侵攻を繰り返す女神とドラゴン種族の戦いは何百年にも亘って続いた。

ドラゴン種族はキエサルヒマ大陸の環境を魔術によって改造し、先住民であった地人種族を征服して大陸の隅へと追いやると、ドラゴン種族による新たな国家を築いた。300年前の女神との決戦後、疲弊したドラゴン種族の多くはフェンリルの森聖域へと隠遁した。そして魔術士狩りの時代を経て天人種族が絶滅すると、大陸の覇権はドラゴン種族に代わって台頭し始めた人間種族へと移った。

女神の呪い[編集]

ドラゴン種族は魔術を得ると同時に、女神の呪いを受けていた。呪いの様態は種族によって様々だが、そのいずれもが種としても命を著しく縮めるものであり、女神を退けた後も、彼らはただ漫然と滅びを待つのみとなった。

関連項目[編集]

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