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2021年11月8日 (月) 22:31時点における最新版
カーロッタ村(カーロッタむら)は、原大陸の開拓村。旧名「キムラック村」。
概要編集
「死の教主」ことカーロッタ・マウセンを長とする旧カーロッタ派の開拓民が住む村で、反資本家・反魔術士を標榜する革命闘士の最大の拠点である。開拓初期から存在する最も古い開拓村の一つで、その最初期には「新生キムラック」と呼ばれていた。
表記上では「村」となっているが、規模の上ではローグタウンのおよそ三倍、人口は五倍とされている。(ただし、これらはカーロッタが統治していた頃の話で、革命闘士がいなくなってからは人口もかなり増減している)
来歴編集
カーロッタ派は、後に「カーロッタ計画」と命名された外大陸開拓計画の先遣隊を担う一団が中心となっており、そのほとんどが元キムラック教徒である。彼らは原大陸上陸後、開拓団に紛れ込んでいたラモニロックの精神支配を受け、その指導の下、原大陸に第二の教会総本山を樹立させようとしていた。間も無くしてラモニロックが死亡すると、その地位をカーロッタが継いだ。
神人種族デグラジウスとの接触によりヴァンパイア化という魔術士を凌駕する手段を手にしたカーロッタ派は、神人種族やヴァンパイアの抹殺によって新世界の完全な支配を企んでいるとするオーフェン・フィンランディとそれを操る資本家への反抗を行う反体制組織の最大派閥へと変遷し、カーロッタ村はその本拠的存在となった。
その後、カーロッタとオーフェンの直接対決を経て、両者の間に互いの拠点を侵さない不文律の協定が結ばれたが、依然としてカーロッタ派による魔術士排斥の気運は収まらなかった。しかし、巨人化は強度が進行すると知能や理性が低下するため、追放によって将来的に手駒を失う事になるので、カーロッタ派も手詰まりに近い状況に陥っている。
新シリーズ編集
『原大陸開戦』でカーロッタが行方をくらまし音信不通となったため、村の現状がどうなっているかは定かではない。はぐれ闘士のダンが村にいる知人に確認を取ったところ、カーロッタの足取りは信頼する側近にすら悟らせていなかった。
カーロッタの決起によって村にいた闘士のほぼ全員が出陣し、ほとんどが帰ってくることはなかった。これにより、カーロッタ村は革命闘士とはほとんど無関係となり、ペネロピを新たな村長に据えた新体制に移行中。その一環として、ゲイトフの発案でかつての仇敵オーフェンが立ち上げたフィンランディ商会との取引を持ち始める。