神人種族

神人種族(しんじんしゅぞく)とは、神々の現出によって実体化した常世界法則(システム・ユグドラシル)の総称である。

概要編集

1000年以上前、ドラゴン種族魔術を生み出したことで引き起こされた世界の変質(神々の現出)により、世界そのものを定義付ける原則であった常世界法則が、肉体と感情を持った生物として実世界に具現化するという未曾有の現象が発生した。全知全能にして零知零能の普遍的・概念的存在であった神々は、現出によって究極の擬人化とも呼ぶべき受肉を果たしたが、それはドラゴン種族が渇望した奇跡ではなく、彼らに破滅と絶望を宣告する災厄の権化であった。

ドラゴン種族の前に顕現した神々の化身は、自らを産み落とした彼ら6種族に対し、明確な敵意を持って攻撃を仕向けたという。ドラゴン種族も強大な魔術の力を手にしていたとはいえ、神々の振るう「万能よりも少し劣るだけ」の絶大な力の前には無力にも等しく、隆盛と栄華を極めた各種族の文明は巨人の大陸もろとも一瞬にして終焉を迎えることとなった。

後世には、現出した神々を総じて「神人種族」と命名された。ただし、必ずしも神人が「人」の姿を成しているとは限らず、種族としての共通した生態系を持っているわけでもない。また、世界離脱者と呼ばれる神化によって神格化した人間が再び人の身をやつした姿も神人と並び称される。

神人種族の一覧編集

関連項目編集

最終更新: 2015年6月30日 (火) 19:03