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ラッツベイン・フィンランディ

提供: オーフェンペディア

ラッツベインから転送)
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プロフィール
種族 人間種族 (女)
人種 黒魔術士
出身地 ローグタウン
誕生年 赤光帝50年頃
年齢 20歳 - 新シリーズ
声優 竹達彩奈

ラッツベイン・フィンランディは、原大陸黒魔術士魔術戦士マジクの生徒。モグリの魔術士を経て、戦術騎士団の団員。フィンランディ商会の社員。

通称「ワニ娘」。愛称は「ラッツ[1]

概要[編集]

黒髪黒目のモグリ(未登録)の女魔術士。オーフェンの娘でマジクの弟子。性格はひたすらマイペースで、どんな時でも緊張感のかけらも無い呑気な素振りを見せているが、窮地に立たされると一転して危険な本性が表れる。

座右の銘は『平和のために禍根は根こそぎ絶て』。

経歴[編集]

赤光帝51年頃、オーフェン・フィンランディクリーオウ・エバーラスティンの長女としてローグタウンに生まれる。幼少時代は「ご近所の喧嘩王」と呼ばれるほどに腕白を発揮。魔術学校には通わず、「なんか似てるから」という理由で父からマジクに押し付けられ、弟子となる。

ラッツベイン曰くマジクに対して尊敬の念はあるそうだが、大陸最強と呼ばれる魔術の腕よりも日頃のボンヤリした生活態度の方が気になるらしく、やる気のない師匠の尻を叩いて回るその様子は殆ど身内と変わらない。

モグリの魔術士であることに加えて問題だらけの性格が災いして一向に定職にありつけず、開拓公社から斡旋されるアルバイト(開拓地の安全保持任務)などを転々としながら生活を続けていた。

マヨールベイジットプルートー教師が大陸に訪れた際はガイドを務め、原大陸の主要施設に案内していた。

新シリーズ[編集]

マヨール一行が帰郷してすぐの頃、開拓公社をクビになったために師マジクの紹介で戦術騎士団の審問を受け、妹のエッジと共に魔術戦士として騎士団に入団する。3年に渡る研修を経て正式に配属。カーロッタ村近郊の開拓村に潜伏するヴァンパイアの捜索や、シマス・ヴァンパイア捕縛の任務に参加する。

騎士団本拠地崩壊後は司令官交代に伴って新司令官マジクの直属となり、エッジとともにシマス・ヴァンパイア追跡の任に就く事になった。その最中、カーロッタ・マウセンが潜伏しているキャンプを発見するも、状況の不利を悟って撤退する。帰還後は妹ラチェットの交信を図りつつ、市内にいるサルア・ソリュードの監視任務に就く。襲撃してきた革命闘士を消去したせいで療養を余儀なくされるが、ローグタウンへの潜入を試みようとするベイジットの提案に乗る。潜入作戦では先陣を切ってヴァンパイアをなぎ倒し、マルカジットとの最終決戦にも参戦した。

戦乱終結後は父オーフェンが立ち上げたフィンランディ商会の経理部長に就任。数字が苦手なため会計はヴィクトールに任せっきりだが、受付業務から社員の苦情相談、他の部署へのヘルプと忙しい日々を送っている。

新シリーズ後日談[編集]

カーロッタ村がフィンランディ商会と取り引きを行いたいという申し出があり、その使者としてザムケールとともに現地へ派遣される。かねてから噂されていたキース・ロイヤルの財宝(ないしカーロッタの埋蔵金)を巡る騒動に巻き込まれ、一時は一触即発の事態になりかける。その騒動の末に見つかった財宝は村のものになることが決まったが村に留まり、屋敷を壊したことを謝るという名目で財宝を守ることになった模様。

人物[編集]

何事にもマイペースに行動し、どんな時でも緊張感のかけらも無い呑気な素振りを取っている。父オーフェンの見立てでは「馬鹿で引っ込み思案だが、決して物事を考えない頭ではない」との事。普段の行動がだらしないため、妹エッジとは事ある毎に喧嘩を繰り返している。

ひとたび逆境に追い込まれパニック状態に陥ると、プッツンを起こして大暴走するという悪癖を持つ。マジク曰く「冷静さを保つことができれば、父親にも負けない魔術士」らしい。戦術騎士団に入って実戦経験を重ねた結果、プッツンを起こす事も少なくなり、突発的な事態に対しても比較的冷静に対応できるようになった。

立場やしがらみを無視した素直で率直な視点を持っている為、若かりしき頃の母クリーオウを彷彿させる言動が多い。的を射たするどい発言をする一方、願望や主観、自分の半径三メートル以内の話をどんな出来事にも当てはめるため、事実無根な言いがかりになっている事も多い。

おっとりしている割に言う事は辛辣で、ラッツベインの言葉攻めの一番の被害者は師匠のマジクであるが、父親や妹もこき下ろされていたりと、彼女のダメ出しは愛情の裏返しからきている処がある。 きっかけがあれば常に師匠の話をしており、マジク本人がいない場所でも、マジクを知らない人相手にまで「うちの師匠のダメなところ」を語る辺り、かなりマジクに懐いており、彼女の頭の中でマジクの存在はかなりの比重を占めていると思われる。ラチェットに指摘された通り「師匠コン」の節がある。

ワニの飾り物が好きらしく、鞄にお手製のぬいぐるみをくくり付ける程。ワニの杖を愛用しているのもそのせいと思われる。

シスタエド・サンクタムがお互いに気があるように感じ取り、その事を当人達に触れてひんしゅくを買ったり、師匠のマジクがいつまでも女っ気もなく独身なのを気にして独身女を紹介しようとしたりと、母親譲りのお節介な気質の模様。 シスタのエドへの気持ちを嗅ぎ取る鋭い感性を持っていながら、マジクに対してはおよそ碌でもない結婚相手を紹介しようとしたりと鋭いのか天然なのか本人の悪気のなさがたちの悪いところなどは、特に母親そっくりである。 そっくりが故にいつまでもクリーオウに頭の上がらないマジクからは多少苦手意識を持たれている様子。

ドロシーエドガー・ハウザーの息子、ヴィクトール・マギー・ハウザーとは幼馴染同士で、ラッツベインは昔からヴィクトールに想いを寄せており、幾度となくラブコールしたり、プロポーズしたりしているが全部断られている。ヴィクトールの母、ドロシーから見てもヴィクトールはラッツベインを拒絶している様に見えるし、2人が子供のころからそばで見守っていたレキも「絶対合わない」「絶対無理」と判断していたり、当のヴィクトールも「魔王の娘と大統領の息子では立場的に恋愛や結婚は無理」という常識的な見解からお断りしている一方、子どもの頃からラッツベインの迷惑行為に幾度となく命の危険を感じており、彼女の人間性に惹かれるどころかドン引きしている為、立場的なものがなくてもラッツベインの想いは叶う見込みは薄いと思われる。

技能[編集]

魔術士としての資質は極めて高く、同年代でもトップクラスである妹のエッジの編んだ防御の構成を一撃で吹きとばし昏倒させるなど、師と同じ天才肌が伺われる。マジク直伝の重力制御を利用した飛行術も、高難度過ぎてマジク以外の人間には使用不可能だと呆れつつ、自分なりに体得し、術の完全な再現まではいかないものの、使用している。

エッジとのネットワークによる交信を密にすると各々の五感と認識を極めて高いレベルで共有できる。[2]妹ラチェットの補佐があるとはいえ、使い魔症状のような副作用も出ない事から、[3]末期のヴァンパイアとの交戦も可能となる。

3年に渡る修行で魔王術を実戦使用できるレベルまで修得し、エッジとラチェットからサポートを受ける形でべテランの魔術戦士も舌を巻くほど使いこなした。

どんな時にも携帯しトレードマークにもなっているワニの杖のようなものは、父オーフェンが天人種族の遺産を再現しようとして生み出した試作品のひとつ。それ自体に魔力はなく、武器としても使用している。後に始祖魔術士の再設定によってワニの杖が能力を取り戻してからは、完璧に使いこなしてヴァンパイアと戦っていた。使用方法はタイミング的に見て、カーロッタ・マウセンの潜伏先から帰還した直後にオーフェンから教えられた可能性が高い。

黒魔術[編集]

魔王術[編集]

契約触媒は血。魔王術の使用後は貧血に陥り、術の難易度によって数日はまともに戦えなくなる場合もある。

備考[編集]

  • 初登場は『我が遺志を伝えよ魔王』のあとがき。当時は「没キャラ」としての扱いだったが、その後『無謀編』シリーズ最終巻の書き下ろしで主役として復活を果たした。
  • 名前の「ラッツベイン」は「殺鼠剤」を意味する。洒落で「ちんぴら殺し」と読まれたこともある[4]。本人はこの名前を全く気に入っていない。
  • 生まれた直後の頃、後の師であるマジクに名付け親になってもらおうと父オーフェンに請われたが、一週間に渡って考えても決まらず、痺れを切らしたオーフェンによって反故にされた。成長したラッツベインがその話を知った時、生まれて初めて師匠に蹴りを入れたという。
  • 何らかのトラウマのためか、キエサルヒマ内戦や開拓初期における両親の若い頃の話を意図的に避ける傾向があり、それらが話題に上ると露骨に嫌な顔をする。

家族[編集]

関連人物[編集]

声優[編集]

脚注[編集]

  1. ^ ただし、本人はそう呼ばれるのを嫌っている。
  2. ^ その事で父オーフェンから「キモイぞお前ら」と言われ、母クリーオウや飼い犬のレキにまでもそれに同意した時はエッジともどもかなりヘコんだ。
  3. ^ かつて疾患した事がある母クリーオウから本気で心配された。
  4. ^ 「ちんぴら殺し」とはシュライツの弁。「rats」には(鼠が転じ)ちんぴら、「bane」には○○除け、○○殺しの意味がそれぞれあるが、「ratsbane」という語そのものの含む意味は殺鼠剤の他にない。

登場作品[編集]

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