プロフィール | |
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種族 | 人間種族 (女) |
人種 | 黒魔術士 / 白魔術士 |
出身地 | ローグタウン |
誕生年 | 赤光帝55年頃 |
年齢 | 15歳 - 新シリーズ |
声優 | 日高里菜 |
ラチェット・フィンランディは、原大陸の黒魔術士、白魔術士。スウェーデンボリー魔術学校の生徒。愛称は「ラチェ」。
概要
オーフェン・フィンランディとクリーオウ・エバーラスティンの三女。8歳の頃からスウェーデンボリー魔術学校に通っているが、本人は魔術士としての生まれや資質にほとんど関心を示さず、卒業後は魔術とは無関係の商売を始めることを目標にしている。
経歴
新シリーズ短編
父親の社会的地位の高さと普段の言動の怪しさゆえに何処もアルバイトとして雇ってもらえず、怪しい儲け話に飛びついては失敗を繰り返していた。ある日、サイアンの自宅の倉庫からキャプテン・キース・ロイヤルの隠し財宝の在り処を記した地図を発見。その真偽を質そうと旧知のエド・サンクタムに話をもちかけた。
新シリーズ本編
リベレーターの襲来を誰よりも早く察知し、母クリーオウを始めとするローグタウンの住人に避難を促す。何か不穏な動きを予測した時には真夜中に校長室へ訪れ、新校長クレイリーに助言もしていた。派遣警察隊に捕われた父オーフェンを取り戻そうと画策するも、不穏な情勢とリベレーターの襲撃で身動きが取れなかった。マヨール一行がローグタウンへ偵察に行こうとするとサイアン、ヒヨを連れて同行。その直後、ジェイコブズ・マクトーンが発動させたアイルマンカー結界に閉じ込められる。
結界に閉じ込められてからは白魔術の訓練をしながら外にいる姉ラッツベインと交信し、連絡をとる。ジェイコブズに反旗を翻した際はイシリーンをサポートしつつ外部と連絡をとり、結界破壊に大きく貢献した。
人物
いつも眠たげな表情で普段はあまり喋らないが非常に口が悪く、ひとたび口を開くと意味不明かつ歯に衣着せぬ口調で相手を閉口させる。その毒舌は姉妹や父相手にも容赦なく発揮される。手癖も悪く、姉妹喧嘩になると二人の姉さえも手を焼くほどだが、さすがに母クリーオウには敵わないようである。
両親が魔術士絡みのゴタゴタに巻き込まれる姿を幼い頃から見てきたためか、魔術しか頭にない魔術士も、魔術士のことしか頭にない非魔術士も嫌っており[1]、親達の元に厄介事を持ち込んでくる客を快く思わないところがある。母クリーオウを訊ねてきた客には特に厳しく、嫌がらせとも悪戯とも付かないやり方で応対し、マヨールが相手でも容赦はしないと脅していた。
学校では幼馴染のサイアンと同年代のヒヨを交えた3人で行動することが多く、ラチェットはグループのリーダー的な役割を担っている模様。
技能
ラッツベイン曰く、学校での成績は「中の下」あたりをさまよい、『第四部』時点でもあわや落第点という有様で、強力な術者である二人の姉に比べると取り分け見劣りする。その上、授業はまともに出ることがなく、書物の印刷ミスをチェックする等して時間を潰している。
しかし、その実体は膨大な知識と超人的な思考力・計算力を持った恐るべき天才であり[2]、現状の情報を基にその先に起こるであろう事象を極めて高い精度(未来予知に近いレベル)で予測し、さらにその予測に基づいた適切な対応策を講じることで自分の思い描いた通りの結果に導くという超常的能力を発揮する。それを目の当たりにしたエドは自身の経験からネットワークを通じた支配能力を想起している。
実は原大陸で唯一存在が確認される、天性の白魔術士であり、ネットワークの操作に誰よりも長けている。二人の姉、ラッツベインとエッジの同調術が後遺症なしで行使できるのも、彼女の密かなサポートあってこその賜物である。
上記の能力は発覚すると行動制限が課せられる可能性があるためと、ラチェットが魔術士としての自身の資質を嫌っている事もあり、また彼女の能力は彼女自身もどうしてそうなるのか説明できないということもあって学校生活では力を隠していた。
手先も器用であり、短期間で罠を仕掛けたり、特別製の発煙筒やヴァンパイアすらも一撃で昏倒する毒薬なども製作していた。
白魔術
魔王術
備考
家族
- 父 : オーフェン・フィンランディ
- 母 : クリーオウ・フィンランディ
- 姉 : ラッツベイン・フィンランディ
- 姉 : エッジ・フィンランディ
関連人物
- サイアン・マギー・フェイズ - 友人
- ヒヨ・エグザクソン - 友人
- マキ - 弟分
声優
- 日高里菜
- ドラマCD : 魔術士オーフェンはぐれ旅 (新シリーズ) (2012年-2014年)
- ドラマCD : 魔術士オーフェン しゃべる無謀編 (2012年 - 2013年)
脚注
登場作品
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