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キムラック市

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キムラック市

キムラック市(キムラックし)は、キエサルヒマ大陸の北端に位置する都市。キムラック教会の総本山であり、キムラック教の「聖都」。

概要

黄塵が吹きすさぶ土地「ゲイト・ロック」の中心にある。居住する市民は例外無くキムラック教徒である。キムラック教のカラーと同じ白亜の家屋が立ち並んでいるのが特徴。人口は神官2000人に都市信者17万人以上とされ、その規模は王都メベレンストに次ぐとも言われるが、街の持つ特殊な性質からか、四大都市には数えられていない。

キムラック市は、「学びの壁」と呼ばれる円周状に築かれた巨大な隔壁によって、その内側にあたる中心街、通称「神殿街」と、外側を取り囲むようにして散漫に広がる「外輪街」に分け隔てられ、その遠景は俗に「目玉焼き」と表現されることもある。神殿街と外輪街を合わせた市全体の面積は、直径およそ100キロメートル(約7,500平方キロメートル)近くに及ぶ。

神殿街の中心にはキムラック教会の最中枢機関「神殿庁」を収めるユグドラシル神殿がそびえる。神殿街に入ることが許されるのは、教会の厳しい審査によって「純血」と認められた人間に限られる。また、一度神殿街に入った者は、一部の例外(行商および都市外で活動する死の教師)を除いて、二度と街の外へ出ることは許されない。そのため、神殿街で生まれた人間はその生涯を壁の中で過ごすと言われている。壁の外側である外輪街は、その審査に通らなかった「不純」の信徒たちが住む街で、半ばスラムの様相を呈している。

地理

キムラックの中心から吹く黄色い砂が舞う黄砂地帯に在る。キエサルヒマ大陸のまさに最北端に位置しており、北に10キロも進めば海に面した断崖へと行き当たる。また東側に十数キロのあたりにはレジボーン山脈から下る川が流れているが、そこから水を引くことはできず、地下水脈を水源としている。

歴史

200年前、ラグナロク砦にて女神と邂逅し始祖魔術士となってしまったラモニロックが、女神の指示によりその地に女神を祀る神殿を建てたのが発祥とされる。

女神の怒りがもたらす大陸の破滅から人間種族を護るため、ラモニロックは女神への忠誠を誓うキムラック教と、魔術士の殲滅を目的としたキムラック教会を設立した。

キムラック崩壊

アイルマンカー結界の消失後、キムラック市ではかつてないパニックと暴動が勃発し、教会が要請した王都の騎士軍が暴徒鎮圧の名目で武力介入した結果、キムラック市はその名を地図上から消す大崩壊を喫することとなった。

詳細は「キムラック崩壊」を参照

政治

市政はキムラック教会神殿庁によって執られている。魔術士の血を廃絶するため、市内には純血の人間しか入ることができず、また神殿街で生まれた市民は一生をこの中で過ごすという。

主な施設

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