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マジク・リン

479 バイト追加2018年10月5日 (金) 11:08
[[月の紋章の剣|バルトアンデルスの剣]]を巡る騒動の幕引き後、トトカンタを出立するオーフェンに魔術の弟子入りを志願し、友人の[[クリーオウ・エバーラスティン|クリーオウ]]と共に半ば強引にオーフェンの旅に同行。「お師様」であるオーフェンの魔術士としての実力に触れる中で、オーフェンと魔術への憧れを強めていく。ただオーフェン(とクリーオウ)から受けるひどくぞんざいな扱いには釈然としない思いもある模様。
旅の合間の指導で魔術の制御法を驚異的なスピードで修得していき、かつては《[[牙の塔]]》で無二の天才と名を馳せたオーフェンすらも舌を巻く天性の才気を発揮。[[アレンハタム]]の[[秘宝の番人|殺人人形]]や、《[[牙の塔]]》の[[暗殺技能者]][[スエイン]]との戦いの中で、極めて強大な[[魔力]]を秘めていることも明らかになる。しかし、本来熟達した魔術士が何年も経験を積み身につける技術を素人同然のマジクが見様見真似でできてしまうというアンバランスさは、普通の少年にすぎなかったマジクを物語の始終振り回すこととなる。を秘めていることも明らかになる。しかし、本来熟達した魔術士が何年も経験を積み身につける技術を素人同然のマジクが見様見真似でできてしまうというアンバランスさは、普通の少年にすぎなかったマジクを物語の中で始終振り回すこととなる。
第一部後半では師匠の役に立ちたいという気持ちが空回りし、満たされない反動からか次第に増長した態度を見せ始めるようになる。自分を半人前扱いするオーフェンに苛立ちを募らせ、キムラックでは魔術を使えなくなったオーフェンに対し「自分に嫉妬している」と反骨心をむきだしにする一幕もあった。だが[[サルア・ソリュード]]に己の未熟さを諭され、再びオーフェンからの教えを受けるようになる。オーフェンを師として慕う気持ちの一方で、自身の不安定さとオーフェンの指導者としての経験不足から生じた師弟関係の齟齬は、両者とも余裕を失う事態に遭遇していくこともあり、第二終了付近までマジクを苦しめた。
===その後===
聖域の事件後、《牙の塔》に戻ったイザベラの正式な生徒となった。しかし、かつてマジクがオーフェンに師事していたことは巷では公然の噂になっており、巷では「聖域の事件後、《牙の塔》に戻ったイザベラの正式な生徒となった。しかし、かつてマジクがオーフェンに師事していたことは公然の噂になっており、巷では「'''魔王の弟子'''」と囁かれる。
負傷のため後方支援に回ったイザベラに随伴し、[[アレンハタム]]近辺での魔術士の召集任務に就いた。
復活したシマスによる戦術騎士団壊滅事件の後は、議会に拘束を受けたオーフェンの後任として騎士団の最高司令官となる。騎士団に正式に配属されていたラッツベインとエッジを直属の部下としてシマス・ヴァンパイアの追討を開始。だが道中でカーロッタの潜伏地を発見し、一連の事件への関与と目的を確認して魔術学校へ撤退する。部下二人を死なせないためには魔王術を使わざるを得ず、代償によって魔術が一時的に使用不能に。しばし内勤に専念し、[[コンスタンス・マギー|コンスタンス]]率いる派遣警察隊との交渉や、校長に復帰したオーフェンと共に作戦立案などの任に当たった。
[[ラポワント市]]が[[カーロッタ派]]との全面対決の姿勢を表明し、原大陸での騎士団の位置付けを巡って[[クレイリー・ベルム|クレイリー]]ら騎士団の大部分がオーフェンから離反した際には、騎士団側へ加わりオーフェンと対峙する。死に場所を奪わないという約束を反故にされ「お師様」に裏切られたと感じたための離反だったが、オーフェンに「お師様」として向き合われたことで戦意を失う。騎士団が市王戦術魔術士団としてラポワント市に組み込まれると顧問として[[サルア・ソリュード|サルア]]市王の側近となり、成り行きとして内部からサルアやクレイリーに対して政治的なバランスを保つ立場に就いた。離別の当初は希望を見失い自棄的な態度を取っていたが、カーロッタ村での新たな騒動を期に己から望んでこの立場に立つことを決意。かつてのオーフェンが原大陸で担った役割の後継者を目指すようになる。市王の側近となり、成り行きとして内部からサルアやクレイリーに対して政治的なバランスを保つ立場に就いた。離別の当初は希望を見失い自棄的な態度を取っていたが、カーロッタ村での埋蔵金を巡る新たな騒動を期に己から望んでこの立場に立つことを決意。かつてのオーフェンが原大陸で担った役割の後継者を目指すようになる。
==人物==
==技能==
通常は数年から十数年の訓練が必要とされる魔術の発動をオーフェンをも凌ぐ二週間という短期間で会得し、[[チャイルドマン教室]]の最秘奥である[[擬似空間転移]]を見様見真似で再現するほどの天才肌で、当初から潜在能力の高さは群を抜いていた。反面膨大な[[魔力]]のセーブには無頓着な部分があり、最大威力をためらいなく出せてしまう特性も相まって、制御のみの訓練に集中した折には「力を持つこと」の「恐怖」を理解していないと釘を刺されることになる。この特性とあまりの上達速度のため、オーフェンに非正規の魔術士訓練の経験を疑われることがあったが裏付けとなる描写はなく、オーフェンも後にこれらの資質を「天性」の才能として評価している。のセーブには無頓着な部分があり、最大威力をためらいなく出せてしまう特性も相まって、制御のみの訓練に集中した折には「力を持つこと」の「恐怖」を理解していないと釘を刺されることになる。この特性とあまりの上達速度のため、オーフェンに非正規の魔術士訓練の経験を疑われることがあったが裏付けとなる描写はなく、オーフェンも後にこれらの資質を「天性」の才能として評価している。しかし、高難度の構成を使いこなす上で絶対に必要となる「経験」が圧倒的に不足しているため制御を誤って魔術が暴発あるいは不発となることも多く、オーフェンから軽々しく使うなと叱責されることもしばしばだった。
第一部では魔術が暴発あるいは不発となることもしばしばあったものの、第二部の中盤ではオーフェンをして「完璧な制御」と言わしめるまでに魔術をものにし、最大威力と制御を両立させた発動も可能となる。だが[[魔術士の憂鬱]]という壁にぶつかったことで逆境に極端に弱くなり、正念場で本来の力を発揮できなくなってしまった。しかしオーフェンと弟子卒業のため向き合ったことやイザベラの元で修行し直したこともあって克服し、第二部終了後の[[トトカンタ防衛戦]]では大戦果を上げる。
キエサルヒマと原大陸での実戦と修行を重ね、熟練に至る第四部の時代には魔術士のトップクラスへと上りつめた。複数の魔術効果を一つの呪文と構成によって連続的に発生させる「[[変換鎖状構成]]」や、移動距離が以前と飛躍的に伸び遮蔽物をすり抜けることさえできる高次元の[[擬似空間転移]]など、マジク以外の人間には再現不可能な超高難度のレベルの魔術を自在に操り、殆ど[[魔法]]と呼べる代物の[[魔王術]]をも巧みに使いこなす原大陸でも有数の実力を持つ。同僚からは、かつてないレベルの術者、とても人間とは思えず名前で呼ぶのも抵抗がある、などと評されている。<ref>特に弟子のラッツベインから「高難度過ぎて逆に役に立たない術ばかり教える」と文句を言われたこともあった。</ref>
体術に関しては、第二部時点では修行期間の短さもあり特段優れたところはなかった。しかし第四部においては体術のみで複数の人間や軽度のヴァンパイア症の相手を圧倒できるほどの技量となっている。身体能力への対抗も含めて、あらゆる点で[[アイリス・リン]]を上回ることが内戦前後のキエサルヒマでは必要とされたという。
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