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ウィールド・ドラゴン種族

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ウィールド・ドラゴン=ノルニルは、ドラゴン種族の一つ。天人種族(てんじんしゅぞく)とも呼ばれる。始祖魔術士オーリオウル

概要[編集]

「天なる人類」、「沈黙の獣」、「古代種族」、「古代の魔術士」、「半神」、「魔女」などとも呼ばれる。鮮やかなグリーンの瞳と髪以外は人間種族の容姿とよく似ており、若草色のローブを好んで身に纏っていた。

非常に長命な種族で数百年にもおよぶ寿命を誇っていたが、およそ1000年前に起こった魔獣バジリコックとの戦いが原因で種族の男性が死滅してしまったため、300年前の時点で既に女しか存在していなかったという。生き延びた天人たちも、およそ200年前の「魔術士狩り」の戦乱の後、間もなく絶滅したと見られている。現在、キエサルヒマ大陸全土にはかつて天人種族が築いた施設や砦が遺跡として残されている。

歴史[編集]

6種のドラゴン種族の中でも最も聡明であったとされ、存命当時はキエサルヒマ大陸を統治する王の地位にあった。

ドラゴン種族がキエサルヒマ大陸を訪れて間もない頃、女神に放たれた最初の尖兵である魔獣バジリコックとの戦いの末、天人種族の雄はみな死に絶えてしまった。生き延びた天人もバジリコックが残していった死の毒に蝕まれたが、強大な生命力が免疫となってそれを防ぐことができた。

300年前に人間種族が大陸に漂着した際、当時勃発していた女神とドラゴン種族の戦争に巻き込まれ、歴史と文明の一切を失った人間たちを、天人たちは自らが築いた都市に住まわせ、教育を施し、知識と文化を伝えることで、彼らの文明回復と発展に大きく助力した。それ以来、人間は天人を思慕し、天人は人間を慈しむという友好な関係を築いてきた。

次代に子孫を残せないという決定的な滅亡の危機を回避するため、当時の種族の長であったシスター・イスターシバの提言により、天人種族は人間種族との「混血」を図った。この際、天人は人間との交配を可能にするため、遺伝情報の改変まで行ったという。しかし、結果として誕生したのは「天人」ではなく、ドラゴンの血を引く「人間」(後に発生する魔術士の祖先)に過ぎなかった。イスターシバの試みは失敗に終わったものの、生まれてきた人間を天人は我が子として愛し、慈しんだ。

時が過ぎ、天人種族と人間種族の魔術士は、互いに生じた猜疑心から対立に及び、ついには後に「魔術士狩り」と呼ばれることになる凄惨な戦争状態へ突入した。天人は魔術士を迎え撃つために己の魔力を限界まで投じることを余儀なくされ、また老いによるバジリコックの毒に対する抵抗力の低下も重なり、次々と倒れていった。

魔術士狩りの収束後、残った天人たちはフェンリルの森の深奥にあるドラゴン種族の「聖域」へ隠遁し、その最期の時まで種を存続させる手段を必死に模索し続けた。だがその努力も空しく、天人は滅びの運命を克服することはできず、最後に残されたシスター・イスターシバがバジリコック砦で没したことにより、不死の始祖魔術士オーリオウルを除いて天人は絶滅してしまった。

また、ラグナロク砦(現・キムラック市ユグドラシル神殿)の結界の狭間で女神と均衡を保っていたオーリオウルも、アザリーと共に女神を結界の外へ押し戻した際に悟り得た真実に「絶望」し、ついに死に至った。

沈黙魔術[編集]

文字媒体とする沈黙魔術を行使する。

詳細は「沈黙魔術」を参照

呪い[編集]

約1000年前のバジリコックとの戦いで子孫を残す能力を失う。他のドラゴン種族に比べ、より明確な滅びの危機に瀕し、死者蘇生装置や人造人間など、様々な方法を模索したが、結局徒労だった。イスターシバは人間との混血で天人の子孫を作ろうとしたが、それも人間の魔術士を生んだだけで失敗に終わった。最終的に天人はキエサルヒマ大陸で800年を生きた。

天人種族の遺産[編集]

生前に天人たちが作り出した様々な魔術道具は天人種族の遺産と呼ばれ、現在は貴族連盟によって管理されている。しかし、未だ遺跡に眠っている遺産も多い。

備考[編集]

  • 緑色の髪は魔術の発現後に発現した。それまでは一般的な人間種族と同じ黒髪だったらしい。
  • 天人種族は陽光に弱く、地上の緑に憧れを持っていた。彼女らはその色を最も美しく感じたらしい。

種族の出身者[編集]

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