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偽典構成

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偽典構成(ぎてんこうせい)とは、魔王術に用いられる構成である。

概要[編集]

魔王術の根幹を為す、音声魔術によって編まれる構成。「でたらめな文字列を使って意味の通じる詩を即興で作る」または「ひとつひとつは意味を持たない色の粒をちりばめ、意味を持った絵を描く」といったイメージで展開される。術者の意図が明確に反映される通常の魔術構成に対し、偽典構成にはなんの一貫性も妥当性も見出すことはできず、無意味で荒唐無稽な記号の羅列としか映らないのが特徴である。

偽典構成の難度は通常術とは比較にならないほど高く、さらに術の反動を抑える構成を同時に仕組む必要があるため、最終的な構成の量は倍以上に膨れ上がり、術者には極度の精神集中力が要求される。そのため、偽典構成を仕組む時は必然的に無防備になりやすく、魔王術を行使する際には最低でも一人はサポート役を置く必要がある。

魔王術の修得には卓抜した適性と長い年月に渡る訓練が必要である。エッジイシリーンでも3年に渡る修行を積むことでようやく最低限レベルの偽典構成が編めるようになった程度で、ラッツベインのように同じ3年で実戦使用にも耐え得る偽典構成を仕組めるようになるのは極めて稀な例と言える。

魔王術以外にも、偽典構成から逆に導き出された「莫大な力を用い巨大な混沌を引き起こしながら、結果はなにも起こさない」という構成の魔術も存在する。ただし文字通りなにも起きない魔術なので用途は乏しい。

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出典[編集]

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