差分
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マジク・リン
、==概要==
金色の髪に翠色(グリーン)の双眸、中性的な顔立ちの美少年。まだ声変わりもしていない為、時折女性に間違えられる事も。の双眸、中性的な顔立ちの美少年。まだ声変わりもしていないため、時折女性に間違えられることも。[[オーフェン]]が[[トトカンタ]]に滞在していた頃、下宿として利用していた裏町の宿屋「[[バグアップズ・イン]]」の一人息子。
オーフェンがトトカンタを発つ際、彼に[[魔術]]の弟子入りを志願し、見習いの[[魔術士]]として約半年間に渡る「はぐれ旅」に同行。成長と挫折を繰り返しながら、理想の魔術士を目指す道を歩む。
オーフェンがトトカンタに現れてからというもの、宿代を滞納し居候も同然に寄生するオーフェンと、その周りに集まる変人たちに引き起こされるはた迷惑な騒動に半ば無理やり巻き込まれることも多く、苦労が絶えなかった。
===はぐれ旅===
[[月の紋章の剣|バルトアンデルスの剣]]を巡る騒動の幕引き後、トトカンタを出立するオーフェンに魔術の弟子入りを志願し、友人の[[クリーオウ・エバーラスティン|クリーオウ]]と共に半ば強引にオーフェンの旅に同行。「お師様」であるオーフェンの魔術士としての実力に触れる中でオーフェンと魔術への憧れを強めていく。ただオーフェン(とクリーオウ)から受けるひどくぞんざいな扱いには釈然としない思いもある模様。と共に半ば強引にオーフェンの旅に同行。「お師様」であるオーフェンの魔術士としての実力に触れる中で、オーフェンと魔術への憧れを強めていく。ただオーフェン(とクリーオウ)から受けるひどくぞんざいな扱いには釈然としない思いもある模様。
第一部後半では師匠の役に立ちたいという気持ちが空回りし、満たされない反動からか次第に増長した態度を見せ始めるようになる。自分を半人前扱いするオーフェンに苛立ちを募らせ、キムラックでは魔術を使えなくなったオーフェンに対し「自分に嫉妬している」と反骨心をむきだしにする一幕もあった。だが[[サルア・ソリュード]]に己の未熟さを諭され、再びオーフェンからの教えを受けるようになる。オーフェンを師として慕う気持ちの一方で、自身の不安定さとオーフェンの指導者としての経験不足から生じた師弟関係の齟齬は、両者とも余裕を失う事態に遭遇していくこともあり、第二終了付近までマジクを苦しめた。
旅が東部に入ると、[[聖域]]から放たれる刺客「[[ドッペル・イクス]]」との戦いに否応なく巻き込まれ、自身の最大威力を投じてもなお歯が立たない脅威に次々と直面する。地道な訓練の成果で魔術の制御力は飛躍的に向上したものの、いざという場面では常に無力を晒す自らの不甲斐なさに煩悶し、すっかり自信を喪失してしまう。」との戦いに否応なく巻き込まれ、その時点での自身の最大威力を投じてもなお歯が立たない脅威に次々と直面する。地道な訓練の成果で魔術の制御力は飛躍的に向上したものの、いざという場面では常に無力を晒す自らの不甲斐なさに煩悶し、すっかり自信を喪失してしまう。
聖域への道すがら、王都からやって来た《[[十三使徒]]》の魔術士[[イザベラ]]と知り合う。待ち受ける戦いに備えて自分に足りない覚悟を補うため、付け焼刃と自覚しつつも彼女に戦いの教えを請う。聖域ではイザベラ直伝の「[[切り札]]」によって、暴走したクリーオウを止めるという起死回生の働きを果たした。
===その後===
負傷のため後方支援に回ったイザベラに随伴し、[[アレンハタム]]近辺で魔術士の召集任務に就く。近辺での魔術士の召集任務に就いた。
[[クリーオウ]]の旅立ちと前後して、魔術士同盟と貴族連盟の対立が激化の兆しを見せ始めると、故郷の安全を案じたマジクはイザベラと共にのキエサルヒマ旅立ちの前後、魔術士同盟と貴族連盟の対立が激化の兆しを強めた折に、マジクは故郷の安全を案じてイザベラと共に[[トトカンタ]]に戻る。程なくして勃発した[[キエサルヒマ内戦]]の折には、の際には、[[トトカンタ防衛戦]]において[[ハーティア]]の指揮の下、街に押し寄せる騎士隊を相手に「悪魔的な奮闘」を見せた。だが後ろ盾のなかったマジクは少年兵として利用され、蔑称として母のものであった「の指揮の下、街に押し寄せる騎士隊を相手に「悪魔的な奮闘」を見せる。またこの頃母親である[[アイリス・リン]]からも指南を受けた。 だが内戦においてマジクは少年兵として利用される結果となり、蔑称として母のものであった「[[ブラディ・バース]]」の呼び名と「'''貴族殺し'''」の悪名を背負う。多くは語られていないがその後マジクはキエサルヒマの魔術士、非魔術士の双方に失望し海を渡った。
===原大陸開拓時代===
17〜18歳の頃、[[開拓公社]]が立ち上げた新たな開拓計画に参加。「[[遅れてきた開拓団]]」として[[原大陸]]に渡り、オーフェンとクリーオウの家を訪ねる。同じ頃に誕生したオーフェンの第一子[[ラッツベイン・フィンランディ|ラッツベイン]]は、後にマジクの弟子となった。
オーフェン一家が住む[[ローグタウン]]に自らも住居を持ち、開拓作業と[[カーロッタ派]]との戦闘に従事。[[ヴァンパイア]]や[[神人種族]]の脅威に対抗するため、オーフェン、[[エド・サンクタム]]と共に[[戦術騎士団]]の基礎を作る。この『第三部』に当たる内容には、マジクが[[サファイア・エラガン]]なるカーロッタ派の女性神人信仰者と邂逅し、敵対しながらも恋に落ちるというサイドストーリーが設定されているというカーロッタ派の女性闘士と出会い、敵ながらも恋に落ちるという設定が存在する<ref>『[http://www.motsunabenohigan.jp/ モツ鍋の悲願]』 > 仕事 > 『[http://megalodon.jp/2010-0224-0345-27/www.motsunabenohigan.jp/work/wpage/BOX.htm 秋田禎信BOX]』(ウェブ魚拓)</ref>。
20代半ばの頃、オーフェンが開校した[[スウェーデンボリー魔術学校]]に教師として赴任。
30代では原大陸では頂点に位する術者の一人となっており、黒魔術の扱いでは右に出る者はおらず、[[魔王術]]についてもオーフェンに匹敵する精度で会得している。故郷キエサルヒマにおいても、その名は伝説級の魔術士として広く知れ渡っている。しかし、その力を制限・利用しようとする議会の目を誤魔化すために、公的には魔術学校の一教員としての立場を維持。騎士団においては正式な指揮系統には組み込まれずに「予備役」として末席に名を連ねる程度に留めている。騎士団内では「についてもオーフェンに匹敵する精度で会得。故郷キエサルヒマにおいても、その名は伝説級の魔術士として広く知れ渡っている。しかし、その力を制限・利用しようとする議会の目を誤魔化すために、公的には魔術学校の一教員としての立場を維持。騎士団の正式な指揮系統には組み込まれずに、「予備役」として末席に名を連ねる程度に留められている。騎士団内では「'''ブラディ・バース'''」と呼ばれ、それが作戦上のコードネームでもある。オーフェンが直に動けない場合は臨時の指揮官となり、オーフェンが持つ[[神人対抗措置執行判定]]の優先票も一時的に継承される取り決めとなっている。
===新シリーズ===
37歳〜38歳。行方をくらました[[カーロッタ・マウセン]]の足取りを探るため、元側近のはぐれ闘士[[シマス|シマス・ヴァンパイア]]の捕獲任務を指揮。
復活したシマスによる戦術騎士団壊滅事件の後は、議会に拘束を受けたオーフェンの後任として騎士団の最高司令官となる。騎士団に正式に配属されていたラッツベインとエッジを直属の部下としてシマス・ヴァンパイアの追討を開始。だが道中でカーロッタの潜伏地を発見し、一連の事件への関与と目的を確認して魔術学校へ撤退する。部下二人を死なせないためには魔王術を使わざるを得ず、代償によって魔術が一時的に使用不能に。しばし内勤に専念し、[[コンスタンス・マギー|コンスタンス]]率いる派遣警察隊との交渉や、校長に復帰したオーフェンとともに作戦の立案などの任に当たった。 [[ラポワント市]]が[[カーロッタ派]]との全面対決の姿勢を表明し、原大陸での騎士団の位置付けを巡って[[クレイリー・ベルム|クレイリー]]ら騎士団の大部分がオーフェンから離反した際には、騎士団側へ加わりオーフェンと対峙する。死に場所を奪わないという約束を反故にされ「お師様」に裏切られたと感じたための離反だったが、オーフェンに「お師様」として向き合われたことで戦意を失う。騎士団が市王戦術魔術士団としてラポワント市に組み込まれると顧問として[[サルア・ソリュード|サルア]]市王の側近となり、成り行きとして内部からサルアやクレイリーに対して政治的なバランスを保つ立場に就いた。率いる派遣警察隊との交渉や、校長に復帰したオーフェンと共に作戦立案などの任に当たった。
==人物==
大人しそうな外見のわりに打たれ強く、土壇場になると意外に肝が据わっているが、いわれなき扱いや暴力を受けても相手が悪人ではない場合は、気の優しさが悪い方向に出てしまうのと、上手くかわせる器用さを持ち合わせていないため、大抵無抵抗のままボコボコにされている。
小さな子どもやクリーオウのような気の強い性格の女性には特に振り回されやすい。が、当のマジク本人も何だかんだと言いながら面倒をみてしまう傾向がある。
クリーオウとの関係は幼なじみやクラスメートという以前に「姉と弟」そのものであり、[[オーフェン]]と[[アザリー]]・[[レティシャ]]姉妹の関係に似ている。そのため、フィンランディ三姉妹は長い事マジクを叔父だと思い込んでいたようで、事実を知った現在でも身内と変わらぬ扱いを受けている。姉妹の関係に似ている。そのため、フィンランディ三姉妹は長い間マジクを叔父だと思い込んでいたようで、事実を知った現在でも身内と変わらぬ扱いを受けている。
金髪碧眼という[[貴族]]に多く見られる特徴を持つが、貴族の血が流れていると明言されたことはない。ただし貴族であった[[ケシオン・ヴァンパイア]]の末裔である可能性については幾度か言及されている。
==技能==
===黒魔術===
==備考==
* 元々マジクはオーフェンのプロトタイプとなる話の主人公として作られたキャラクター。その短編での設定では17歳で、キエサルヒマとは別の大陸に住むオーフェンを訪ねて旅をするという内容。(現段階で分かる第三部の設定と同じ。詳細は元々マジクはオーフェンのプロトタイプとなる話の主人公として作られたキャラクター。その短編での設定では17歳で、キエサルヒマとは別の大陸に住むオーフェンを訪ねて旅をするという内容(現段階で分かる第三部の設定とほぼ同様。詳細は[[3YA設定]])未発表のその作品はドラゴンマガジン編集部内のどこかに眠っているとの事)。未発表のその作品はドラゴンマガジン編集部内のどこかに眠っているとのこと<ref>『ザ ベスト オブ オーフェン』インタビュー記事より</ref>。また最初の予定では第二部の主人公でもあった<ref>『秋田禎信BOX』あとがきより</ref>。
* 名前の由来について、''Magic''(魔法)のもじりや、某台所用洗剤の商品名など諸説あったが、それらは公式に否定された<ref>『[http://www.motsunabenohigan.jp/ モツ鍋の悲願]』 > [http://www.motsunabenohigan.jp/oldnote/200810nt.htm 雑記(2008.10.12)]</ref>。正解は「単純な思いつき」ということらしい。
* 翠色あるいは碧色と記述される瞳の色<ref>イラストでは青色に塗られることも多いカラーイラストでは青に彩色されることも多い</ref>や超人的な潜在能力の高さから、第一部・第二部の刊行当時に読者の間で「実は[[ドラゴン種族]]ではないか」という噂が流れたが、一応は人間である。しかし[[アイリス・リン]]の息子である為、[[ケシオン・ヴァンパイア]]の血を引いている可能性はある。の血を引いている可能性は高い。
* アニメ版ではオーフェンのことを「お師様」でなく「お師匠様」と呼ぶ。これは「オシサマ」という音だけではアニメ初見者に意味が伝わりにくいという配慮によるもの。なお、ゲーム版では台詞と共に文章も表示されるためか「お師様」と呼んでいる。
* 第四部時点でマジクの名は、キエサルヒマでは伝説といっていいほど有名になっている。そこまでの人材が《塔》からではなく市井から出た事は第四部時点でマジクの名は、キエサルヒマでは伝説といっていいほど有名になっている。そこまでの人材が《塔》からではなく市井から出たことは[[フォルテ・パッキンガム|フォルテ]]から気にされていた。一方、マジクの第二の師でありその人柄も知る[[イザベラ]]は「馬鹿げた才能の塊」と評価するも「ただの例外」と断言し、必要以上に気にするフォルテを「アホ」と切り捨てた。
==家族==
* [[コンスタンス・マギー]] - 宿の客、友人
* [[ジャニス・リーランド]] - 監視
* [[カーロッタ・マウセン]] - 恋人の仇恋人?の仇
* [[サルア・ソリュード]] - 上司
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