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レティシャ・マクレディ

提供: オーフェンペディア

レティシャから転送)
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プロフィール
種族 人間種族 (女)
人種 黒魔術士
出身地 レインダスト
誕生年 赤光帝22年
年齢 20歳 - プレ編
25歳 - はぐれ旅
48歳頃 - 新シリーズ
血液型 A型[1]
身長 166cm[1]
体重 56kg[1]
声優 三石琴乃

レティシャ・マクレディは、キエサルヒマ大陸黒魔術士。《牙の塔チャイルドマン教室出身。私塾講師、《牙の塔》の教師。

異名は「死の絶叫」(キーニング)。愛称は「ティッシ」。

概要[編集]

腰まである長い黒髪に黒い瞳を持つ女魔術士。オーフェンの義姉でアザリーの従姉にあたる。タフレム市内に構える大きな屋敷で魔術の私塾を営んでおり、生徒にパトリシアティフィスがいる。

経歴[編集]

レインダストの名家ケットシー家に生まれる。一族を襲った謎の失踪事件後、従妹のアザリーと共に孤児院に引き取られる。孤児院では後に入居したオーフェンと義姉弟の関係になった。

8歳の頃、アザリーと《牙の塔》へ入門。才能を認められ、チャイルドマン教室に引き上げられる。赤光帝38年頃、16歳で上級魔術士の資格を取得[2]

《塔》の教師方と最高執行部が繰り広げる血なまぐさい政権争いに嫌気が差したため、教室を出た後は《塔》の定例職務に従事しながらも市内に建てた自宅に私塾を開校し、一個人として魔術の教鞭を取る道に進む。

はぐれ旅[編集]

赤光帝47年、同期生のフォルテと共に《牙の塔》の長老を狙った連続殺人犯「キリランシェロ」の足取りを追う最中、タフレムに戻ってきたオーフェンと5年ぶりに再会。一行を屋敷に招き、滞在中の宿の世話を申し出る。

ブラウニング家の世界書』を巡る抗争では、ウオール・カーレンの放った刺客ミラン・トラムの襲撃を受け、右手の指2本を切断されるという重傷を負った。切り落とされた指はかろうじて繋がったものの神経までは繋ぐことはできず、後遺症として残った。

それから数ヵ月後、アイルマンカー結界の外から帰還したアザリーと再会。アザリーはトトカンタでの討伐作戦で死亡したと知らされていたため、真相を知ったレティシャは激しく取り乱すが、アザリーから現在のキエサルヒマ大陸が置かれている絶望的状況と、それに対して彼女が為そうとしている計画を聞き、アザリーに協力することを決める。フォルテネットワークを使ってオーフェンの動向を掴んだレティシャは、アザリーと共にアーバンラマを経由して最接近領へと向かった。

オーフェンたちと合流し、ゴースト原を抜けて最接近領に突入。道中で出会った王都暗殺技能者シーク・マリスクカコルキスト・イストハン、および最接近領の私兵たちと激戦を繰り広げ、致命的なダメージを負いながらも、最終的にアザリーの計画の第1段階であるダミアン・ルーウの排除を達成する。

計画は第2段階に移り、アザリーと共に聖域の内部へと転移。身体を失っているアザリーの代役として、聖域の支配者である司祭たちと第二世界図塔の開放を巡る交渉(を装った陽動)を行い、コルゴンが第二世界図塔を制圧するまで粘り抜いた。

その後[編集]

タフレムに戻った後、《牙の塔》で教師を務める傍ら、クリーオウに請われて彼女に戦闘の基礎訓練をつける。この間、フォルテとの間に第一子をみごもる。身重の体になったため、騎士軍との戦闘には参加しなかった。

クリーオウにオーフェンへの伝言を託し、旅立ちを見送った後、長男マヨールを出産。その数年後には長女ベイジットを産む。魔術士なのでフォルテと籍は入れていないようだが、家族4人同じ屋敷で暮らしている。

新シリーズ[編集]

ヴァンパイアの力を求めて家出同然に原大陸へ渡ったベイジットと、その後を追いかねないマヨールを心配し、親友のイザベラには万が一の時には何をしてでも止めるよう頼んでいた。

スウェーデンボリーによる貴族共産会との内通が発覚すると、夫とともに責任を取って教師職を辞任、20数年前と同じく《塔》の定例職務に従事しながらの私塾運営を再開した模様。

人物[編集]

性格は神経質で潔癖症。一見すると品行方正で真面目な優等生だが、実際には従妹のアザリーと同じく気性の波が激しく、ヒステリーを起こしやすい。特に厄介なのがイラついている時であり、斜めから相手を見てごにょごにょと文句を言いつつ何もしない。これは彼女を知る誰もが苦手としていた。

感情が高ぶると無意識のうちに魔術を暴発させる癖があり、二つ名の「死の絶叫(キーニング)」はこの悪癖に由来する。規律や体裁を何よりも重んじるため、自由奔放なアザリーとはたびたび姉妹喧嘩を勃発させ、その都度、周囲の人間と校舎に甚大な被害を出していた。だからといって引き離すのは論外であり、最初の頃は落ち着いているが、次第に落ち着きがなくなって猜疑心が沸き起こり、アザリーを探して暴れ回るという奇行に走る。

一方で、心は非常に繊細で、脆く打たれ弱い一面も持ち、アザリーの出奔事件後、散り散りになっていく教室を見て、不安と寂寥に押し潰されそうになっていた。タフレムに必要以上に大きな屋敷を建てたのは、いつか失踪したオーフェンとアザリーが帰ってきた時、昔のように一緒に暮らせる場所を用意しておきたかったためで、レティシャは5年間二人の帰りを信じて待ち続けていた。

しかし、アザリーは聖域での戦いで消滅。オーフェンも第二世界図塔で得た魔王の力でアイルマンカー結界を破壊し、内乱を引き起こした主犯として王権反逆罪にかけられて原大陸へと追いやられてしまい、その望みが叶う事はなかった。

特にオーフェンに対しては5年も失踪していた事に加え、キエサルヒマに戦乱を引き起こした挙句に故郷を捨てて海へ渡った事を今も怒っており、長女ベイジットが新大陸に感化されて海を渡った事で更に怒りの根を深める事になった。

技能[編集]

チャイルドマンから「戦場で生き延びる」ための戦闘技術を学ぶ。しかし同じ教室の無謀な面々と比較して、命の駆け引きに対して常識的に備わっているべき恐怖心が強い傾向にあったため、彼女が戦場に立つことはないだろうと言われていた。[3]

魔術の技量は教室内ではアザリーと並ぶほどの実力の持ち主で、出力のみならアザリーを凌ぐことすらあったという。しかし、制御の方は未熟な部分が多く、前述の「悪癖」に表れているような問題を持っていた。そのため、最大威力の魔術を受けてもなお隙を狙えるような相手には相性が悪く、「戦場で生き延びる」ための戦闘技術を叩き込まれたのも負けても生存できる技能が必要と判断されたためであった。

黒魔術[編集]

備考[編集]

  • 名前の由来はロス・マクドナルドのハードボイルド小説『さむけ』に登場する同名の人物。

家族[編集]

関連人物[編集]

声優[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c エンサイクロペディア魔術士オーフェン
  2. ^ 我が塔に来たれ後継者』では「18歳で取得」となっていたが、後の『ぼくのせんせいは』では「16歳で取得」と変更されている
  3. ^ 事実、アザリーからの要請がなければ、タフレムから出るなど考えもしなかったはずである。
  4. ^ 事実婚であり、入籍はしていない。

登場作品[編集]

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